invox受取請求書のデータを活用し、データ収集の手間なく電気料金を年5.3%削減 無理なく取り組める経理主導のコスト改革
2025.5.26 オーデリック株式会社 管理部 管理課 上野大和様
オーデリック株式会社
管理部 管理課 上野 大和 様
利用サービス:invoxコスト分析
オーデリック株式会社について
オーデリック株式会社は、照明器具の製造および販売を行う照明器具専業メーカーです。1946年の創業以来70年以上にわたり、最新技術を取り入れた照明ソリューションを提供し、商業施設や公共施設を中心に幅広い分野で活躍しています。全国に33か所の営業拠点と2か所の製造拠点を構え、約1,000名の従業員が一丸となって、お客様に信頼される製品とサービスの提供に取り組んでいます。
コンサルティングサービスの必要性と作業負担の葛藤
当社では以前からコスト削減に積極的に取り組んでおり、外部のコンサルティングサービスを何度か活用してきました。施策は総務部主導で進められ、経理部は請求データの提供などを担当する形で、一定の成果は得られていました。
しかし、課題も少なくありませんでした。請求書の収集・整理作業に多大な労力がかかっていたのです。特に紙の請求書をスキャンして提供する作業は、日常業務の合間に対応するには相当な負担で、結果的に「成果は出るが継続が難しい」状態が続いていました。こうした背景から、新たな取り組みには慎重にならざるを得ない状況でした。
すでにある請求書データを活かせる 経理主導のコスト改革が始動
当社ではinvox受取請求書を導入しており、請求書データを日常的にデジタルで管理していました。そんな中、invoxの新サービス「invoxコスト分析」がリリースされたことを知りました。
invoxコスト分析は、既にinvox受取請求書に蓄積された購買データを活用でき、従来の面倒なデータ収集作業が不要です。また、成功報酬型のため、仮にコスト削減できなくても費用が発生しない点も魅力でした。これならやってみる価値があると判断し、初めて経理部主導でコスト削減施策に取り組むことを決定しました。
最初のステップでは、外観分析により削減可能性の高い費目が提示されます。初めに取り組んだのは最も削減可能性が高いと見込まれた電気料金の見直しで、結果として年率5.3%のコスト削減を実現しました。
金額だけじゃない 納得して選ぶことができた満足感と社内への波及効果
invoxのコンサルタントが取得した各社の見積りを比較した結果、金額だけを見ればさらに安価な電力会社もありましたが、信頼性やサポート体制を重視して、総合的に判断した上で選択しました。他のコンサルティングサービスでは金額最優先で選定されるなど、ユーザー側に裁量がないケースもありますが、invoxコスト分析では最終判断を私たち自身で下せる点が非常に好印象でした。
また、この取り組みを通じて、経理部としても新たな気づきを得ることができました。これまでは支払金額の総額しか目が向かなかった請求について、invoxコスト分析によって内訳の構造が明らかになり、どの要素がコストに影響しているかが理解できるようになったのです。この知見は今後の契約更新や料金交渉において強力な武器になると感じています。
現在は電気料金に続き、エレベーター保守料やレンタル費用の分析を進めており、さらなるコスト削減を目指しています。そして今後は、得られた知見を現場を含めた社内全体で共有・蓄積し、持続可能なコスト管理体制を構築することを目標としています。変化の激しい環境だからこそ、一度きりの見直しで終わらせず、全社でコスト意識を高めながら、持続的で自律的なコスト管理を目指していきたいです。