請求書の正しい送り方とは?封筒の書き方・送付状例文まで完全解説
請求書は企業間取引における正式な書類です。内容が正しくても、封筒の選び方や「請求書在中」の表記、送付状の有無などで相手の処理スピードや印象が変わることがあります。
この記事では、請求書の郵送・メール送付の基本マナーを、実務で迷いやすいポイントに絞って整理します。
目次
請求書を郵送する際の基本マナー
請求書を郵送する際は、「相手が受け取りやすい・仕分けしやすい」状態に整えるのが基本です。封筒サイズ、宛名、差出人、「請求書在中」表記までセットで押さえましょう。
封筒のサイズは「長形3号」が一般的
A4の請求書を三つ折りにして封入できる長形3号(120×235mm)が一般的です。定形郵便で送れることが多く、コストと運用のバランスが良いのが理由です。
折らずに送る場合は角形2号などを使いますが、郵送料や保管性の面で運用ルールを決めておくと安心です。
封筒の書き方(表面・裏面)

会社名は略称ではなく正式名称で記載し、宛名は部署名まで明記すると到着後の社内回付がスムーズです。
「請求書在中」表記の目的と位置
「請求書在中」は、受領側が封筒を開封せずとも内容を把握し、担当部署へ回付しやすくするための表記です。
位置は封筒表面の左下が一般的で、赤字のスタンプや印字で目立たせます(社内ルールや取引先の指定がある場合はそれに従います)。
請求書の封筒への入れ方と折り方
受け取り手が確認しやすい順序で封入することで、問い合わせや差し戻しを減らせます。とくに「送付状の位置」と「三つ折りの向き」は迷いやすいポイントです。
三つ折りの基本(長形3号の場合)
- 書類の下側を上に折る
- 次に上側を下に折り重ねる
封筒から取り出したときに、相手が書類を開きやすい向きになるよう折り目を整えます。運用上、同じ向きで統一するとミスが減ります。
請求書送付状・添え状の書き方(例文付き)
請求書のみを送ることもできますが、送付状を添えると、相手は要件を素早く把握できます。最低限、「送付の事実」「対象期間/内容」「支払期限」「問い合わせ先」を入れると実務的です。
郵送時の送付状例文
(例)
拝啓 平素より大変お世話になっております。
下記の通り請求書を送付いたしますので、ご査収のほどよろしくお願い申し上げます。
ご不明点等ございましたら、恐れ入りますが下記問い合わせ先までご連絡ください。
敬具
・送付書類:請求書 1通
・対象:〇年〇月分
・支払期限:〇年〇月〇日
メールで請求書を送るときの件名・本文例
件名例
【株式会社〇〇】〇月分ご請求書送付の件
本文例
株式会社〇〇 〇〇部 〇〇様
平素よりお世話になっております。株式会社△△の〇〇です。
〇月分の請求書をPDFにてお送りいたします。ご確認のほどよろしくお願い申し上げます。
(添付)請求書:Invoice_2025-00_株式会社△△.pdf
メール送付の注意点
- 宛先(To/Cc/Bcc)と添付ファイル名を送信前に再確認する
- PDF形式で送る(編集防止や表示崩れ対策)
- パスワード付与の要否は社内ルール・取引先ルールに合わせる
請求書の送り方は郵送だけではない
請求書の送付手段は、郵送に加えてメール添付やオンライン送付が一般化しています。取引先の受領方法に合わせつつ、社内の負担やミスを減らせる形を検討するのが現実的です。
請求書を電子で送る方法の詳細はPDFで請求書を作成・送付する方法の記事で解説していますので、よろしければご覧ください。
まとめ
請求書を郵送する際は、長形3号など適切な封筒サイズの選択、宛名や差出人情報の正しい記載、「請求書在中」の表記位置、送付状の添付、そして請求書と送付状の封入順など、基本的なビジネスマナーを押さえることが重要です。これらを統一したルールで運用することで、取引先が書類を確認しやすくなり、社内外の事務処理をスムーズに進めることができます。
また近年では、請求書の送り方も多様化しており、郵送だけでなくメール送付やオンラインでの請求書発行・送付を採用する企業も増えています。取引件数が増えるほど印刷・封入・郵送といった作業負担や郵送コストが大きくなるため、自社の業務フローに合わせて送付方法を見直すことも重要なポイントです。
請求書の送付マナーを正しく理解することに加え、電子発行や自動送付などの仕組みを取り入れることで、請求業務の効率化とミス防止の両立が可能になります。日々の請求業務をよりスムーズに進めるためにも、適切な送付方法の理解とあわせて、業務プロセス全体の改善も検討してみましょう。
