費用計上仕訳の税額の自動調整
invox受取請求書では費用仕訳生成時に仕訳の明細毎に税額が自動算出されます。
仕訳データの出力形式によって、この税額が出力されます。
税額計算で端数が発生し、請求書の税額と一致しない場合は、請求書が確定するタイミングで一致するように税額が自動調整されます。
この自動調整の詳細について説明します。
仕訳明細の税額計算方法
請求書の費用計上仕訳について、以下の計算式で仕訳明細ごとに消費税額が算出されます。
小数点以下の端数は切り捨てられるため、仕訳明細の税額合計が請求書の請求金額の税額と一致しない場合があります。
金額(税込)×(税率/(1+税率))※小数点以下切り捨て
自動調整の詳細と例
自動調整の詳細は次の通りです。
・借方の税額で調整する。貸方の税額では調整されない。
・請求書の税率ごとの税額と、仕訳明細の税率ごとの税額の合計が一致するように調整する。(税区分は考慮しない)
・同一税率の仕訳明細が複数ある場合、金額が最大の明細で調整する。(金額が最大の明細が複数存在する場合は、並び順が上位の明細で調整する)
・請求書の税率ごとの税額と税率が一致する仕訳明細が存在しない場合、その税率については調整しない。
以下、具体的な例を通してご説明します。
このような請求データがあるとします。
請求金額の税額
10%: 4,004円 8%: 231円
仕訳明細の税額合計
10%: 4,003円 8%: 230円
税額の差分
10%: 1円 8%: 1円
自動調整前の仕訳明細ごとの金額、税額は次の通りです。
請求書が確定して自動調整が行われた後の、仕訳明細ごとの金額、税額は次の通りになります。
自動調整により、請求金額の税額と仕訳明細の税額合計が一致しています。
請求金額の税額
10%: 4,004円 8%: 231円
仕訳明細の税額合計
10%: 4,004円 8%: 231円
税額の差分
10%: 0円 8%: 0円