invox発行請求書 管理者マニュアル 仕訳データ編

invox発行請求書 管理者マニュアル 仕訳データ編では、invox発行請求書で取引データや仕訳データを生成し、会計システム等と連携するための設定について説明します。
基本的な設定方法については基本編を、ワークフローの設定はワークフロー編をご覧ください。
※本マニュアルに記載の内容はベーシックプラン以上でご利用可能です

はじめに

取引データ、仕訳データの生成方法について

invoxでは「デフォルト仕訳設定」「仕訳辞書」という仕組みで取引データや仕訳データを生成しますが、仕訳の種類によって利用できる方法が異なります。

売上計上仕訳 入金消込仕訳
仕訳辞書
得意先や部門など条件ごとに設定する仕訳設定

利用可

利用不可
デフォルト仕訳設定
条件に一致する仕訳辞書が無い場合に適用される仕訳設定

利用可

利用可

本マニュアルでは「仕訳辞書」や「デフォルト仕訳設定」を利用して仕訳や明細を作成する方法、および編集する方法について説明します。

初期設定

出力設定

まず初めに連携対象のシステムを選択します。

[設定]-[サービス]-[出力設定]から[仕訳データを出力する]にチェックを入れ、プルダウンから連携対象のシステムを選択し、出力したい仕訳の形式を選択します。
出力設定

勘定科目・補助科目、税区分設定

次に勘定科目・補助科目、税区分の初期設定を行います。

税区分設定
[設定]-[サービス]-[税区分設定]から設定します。
税区分の設定方法は税区分の設定をご覧ください。

勘定科目設定
[設定]-[サービス]-[勘定科目・補助科目設定]から設定するか、[設定]-[インポート]からインポートが可能です。
勘定科目・補助科目の設定方法は勘定科目・補助科目の設定をご覧ください。

デフォルト仕訳設定(売上計上)

[設定]-[サービス]-[デフォルト仕訳設定(売上計上)]から基本となる売上計上仕訳のパターンを設定します。
デフォルト仕訳設定(売上計上)
計上日設定
計上日は請求情報の「請求日」を条件として計算できます。
例えば請求日が10日までのものは前月計上、11日以降のものは当月末計上とする場合は以下のように設定します。
計上日設定

部門・プロジェクト設定
部門には「設定しない」「自動判定」「固定値」の3つの条件が指定可能です。
「自動判定」を設定すると請求データの部門が設定されます。

金額設定
金額には「設定しない」「自動計算」「固定値」「内訳」「比率」の5つの条件が設定できます。
「自動計算」を指定すると税区分ごとの明細行が生成されます。

摘要設定
摘要には固定の文字列の他、以下のパラメータが設定できます。

パラメータ 利用例 概要
${計上年} ${計上年}年分

2020年分
計上日の年4桁を表すパラメータです。
${計上月} ${計上月}月分

6月分
計上日の月2桁を表すパラメータです。下記のように記述する事で±3の調整が可能です。
${計上月-1}:前月
${計上月+1}:翌月
${計上日} ${計上日}

2020年6月30日
計上日(YYYY年M月D日)を表すパラメータです。
${請求ID} ${請求ID}

II2181000581
請求IDを表すパラメータです。
${請求番号} ${請求番号}

202312000001
請求番号を表すパラメータです。
${件名} ${件名}

3月分利用料
請求の件名を表わすパラメータです。
${得意先} ${得意先}

株式会社invox
請求の得意先の名称を表すパラメータです。
${得意先コード} ${得意先コード}

DW001
請求の得意先のコードを表すパラメータです。
${部門} ${部門}

開発部
請求の部門の名称を表すパラメータです。
${プロジェクトコード} ${プロジェクトコード}

PJ001
請求のプロジェクトのコードを表すパラメータです。
${プロジェクト} ${プロジェクト}

invox導入プロジェクト
請求のプロジェクトの名称を表すパラメータです。
${借方部門} ${借方部門}

開発部
仕訳明細の借方に設定された部門の名称を表すパラメータです。
${貸方部門} ${貸方部門}

開発部
仕訳明細の貸方に設定された部門の名称を表すパラメータです。
ユーザ定義項目 ${ユーザ定義項目のラベル}

ユーザ定義項目の値
請求項目設定請求明細項目設定で設定したユーザ定義項目を表わすパラメータです。
ユーザ定義項目で設定したラベルを指定すると値に置き換わります。
明細に対するユーザ定義項目は仕訳辞書が「請求明細から生成する」の場合にのみ利用可能です。
※「テキスト(複数行)」の項目は利用できません。

デフォルト仕訳設定(入金消込)

デフォルト仕訳設定(入金消込)では、「請求と消し込む場合」と「請求と消し込まない場合」の基本となる入金消込仕訳のパターンを設定します。
デフォルト仕訳設定(入金消込)

計上日設定
計上日は入金情報の「取引日」を条件として計算できます。
例えば10日までに取引したものは前月計上、11日以降に取引したものは当月末計上とする場合は以下のように設定します。
計上日設定

勘定科目設定
貸方に「債権科目判定」を設定すると、売上計上仕訳の借方から債権科目がコピーされます。
売上計上時・入金消込時

部門・プロジェクト設定
部門には「設定しない」「自動判定」「固定値」の3つの条件が指定可能です。
「自動判定」を設定すると請求データの部門が設定されます。

金額設定
金額には「設定しない」「自動計算」「固定値」「内訳」「比率」の5つの条件が設定できます。
「自動計算」を指定すると税区分ごとの明細行が生成されます。

摘要設定
摘要には固定の文字列の他、以下のパラメータが設定できます。

パラメータ 利用例 概要
${計上年} ${計上年}年分

2020年分
計上日の年4桁を表すパラメータです。
${計上月} ${計上月}月分

6月分
計上日の月2桁を表すパラメータです。下記のように記述する事で±3の調整が可能です。
${計上月-1}:前月
${計上月+1}:翌月
${計上日} ${計上日}

2020年6月30日
計上日(YYYY年M月D日)を表すパラメータです。
${請求ID} ${請求ID}

II2181000581
請求IDを表すパラメータです。
※金額に「請求消込額」が指定され、請求単位で仕訳明細が生成される場合のみ、使用できます。
${件名} ${件名}

3月分利用料
請求の件名を表わすパラメータです。
※金額に「請求消込額」が指定され、請求単位で仕訳明細が生成される場合のみ、使用できます。
${得意先} ${得意先}

株式会社invox
請求の得意先の名称を表すパラメータです。
※金額に「請求消込額」が指定され、請求単位で仕訳明細が生成される場合のみ、使用できます。
${得意先コード} ${得意先コード}

DW001
請求の得意先のコードを表すパラメータです。
※金額に「請求消込額」が指定され、請求単位で仕訳明細が生成される場合のみ、使用できます。
${部門} ${部門}

開発部
請求の部門の名称を表すパラメータです。
※金額に「請求消込額」が指定され、請求単位で仕訳明細が生成される場合のみ、使用できます。
${プロジェクトコード} ${プロジェクトコード}

PJ001
請求のプロジェクトのコードを表すパラメータです。
${プロジェクト} ${プロジェクト}

invox導入プロジェクト
請求のプロジェクトの名称を表すパラメータです。
${借方部門} ${借方部門}

開発部
仕訳明細の借方に設定された部門の名称を表すパラメータです。
${貸方部門} ${貸方部門}

開発部
仕訳明細の貸方に設定された部門の名称を表すパラメータです。

仕訳辞書

デフォルト仕訳設定とは異なるパターンの仕訳を生成する場合に仕訳辞書を利用します。
仕訳辞書は請求明細画面の[辞書アイコン]を選択すると開きます。
仕訳辞書アイコン

仕訳辞書の設定は大きく[①適用条件][②仕訳情報]の2つのパートに分かれます。
[①適用条件]では得意先や部門、プロジェクトなどこの仕訳辞書を適用する条件を設定します。
[②仕訳情報]では生成する仕訳の情報を設定します。
仕訳辞書登録

適用条件

適用する条件には一致度に応じて優先順位があり、優先順位の高いものから適用されます。詳細条件を設定した場合は詳細条件まで一致したものが適用されます。
また、同じ優先順の仕訳辞書が複数存在した場合は新しい方が適用され「仕訳辞書候補が複数存在します。仕訳の内容を確認してください。」のメッセージが付いて返却されます。

優先度 得意先 部門 プロジェクト









〇:請求書の情報と仕訳辞書の情報が一致
―:仕訳辞書で値が未指定

仕訳情報

仕訳情報の生成は「パターンを定義する」「請求明細から生成する」のいずれかを選択します。

「パターンを定義する」を選択した場合は前述のデフォルト仕訳設定と同様に、請求書に対して仕訳のパターンを定義します。また「請求明細から生成する」を選択した場合は請求書に記載されている明細情報から仕訳を生成します。

仕訳編集

出力設定で「仕訳データを出力する」を選択すると請求明細画面や入金明細画面に仕訳情報が表示されるようになります。
仕訳情報

仕訳部分の右上にある「編集」をクリックすると編集ウィンドウが表示されます。
編集ウィンドウ

仕訳を修正する方法としては下記の二つの方法がありますので、状況に応じて最適な方法を選択してください。

直接編集する
仕訳のテーブルを直接編集する方法です。

過去仕訳を適用する
過去仕訳から仕訳を生成する方法です。
仕訳編集ウィンドウの右上にある「過去仕訳」をクリックすると、もう一つウィンドウが開きますので、過去仕訳を検索、反映できます。
過去仕訳

得意先ごとの補助科目設定

取引先ごとに補助科目を設定することにより、仕訳生成時、得意先に紐づく補助科目を自動的に仕訳明細に設定できます。
設定方法は以下の通りです。

売掛金の科目種別設定

売掛金の勘定科目種別を「債権」に設定します。
このように設定することにより、得意先マスタの補助科目設定候補として表示されるようになります。

勘定科目の設定画面を表示します。
サービスをクリック

売掛金の勘定科目種別を「債権」に設定し、保存します。
売掛金の勘定科目種別を債権に設定して保存

デフォルト仕訳の補助科目設定

デフォルト仕訳設定の補助科目を「得意先判定」に設定します。

デフォルト仕訳の設定画面を表示します。
デフォルト仕訳の設定画面を表示

仕訳明細の補助科目欄を「得意先判定」に設定し、保存します。
仕訳明細の補助科目欄を得意先判定に設定して保存

得意先マスタの補助科目登録

得意先マスタを編集し、得意先ごとに補助科目を追加登録します。

得意先マスタの編集画面を表示します。
得意先マスタの編集画面を表示

補助科目の設定画面を表示し、「+補助科目追加」を選択します。
補助科目の設定画面で+補助科目追加を選択

入力ウィンドウが開きますので、補助科目の項目を必要に応じて入力し、保存します。
入力ウィンドウ

得意先の補助科目が設定されていることを確認します。
補助科目

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